ぽん太のアメリカ便り Vol.66

やつしろぷれす 主夫ぽん太のアメリカ便り

「八高、えらい!👏👏」

 今回の話ですが、興味ない方にはぜんぜんつまんない内容だと思います。ほとんどの日本人が知らない、経験したことない教育プログラムについての話なんですよねー。できるだけ分かりやすく書きますけど、心の準備お願いします。

 いや、先日ですね、「国際バカロレア(以下、IB)」というヨーロッパで作られた学習プログラムについてネットで調べてたら、いきなり八代高等学校、つまり八高のウェブサイトが出てきたんですね。よく読むと「令和6年度の導入を目指す」って書いてあるじゃないですか。「八高すげーーーー!」と思って。

 これ、ぜひ皆さん覚えててほしいんですけど、今後10年ぐらいの間にその「国際バカロレア」あるいは「IB」という単語を日本人はよく聞くようになると思います。日本の未来にすごく関係してる話なんですね。IBのことを話し始めるとキリがないんで簡単にご説明すると、日本の教育にありがちな暗記中心じゃなくて、「考える力をつける」ってやつです。これからはどう考えてもそっちですもんね。っていうか日本が遅いんです。ネットでなんでも検索できる今の時代にいつまで暗記中心でやってんの?って話ですよね。暗記してる時間があるなら「考える力」をつけたほうがいい。

 そんなIBを八高が導入するっていうじゃないですか。八高、チョーえらい。ホント素晴らしい。だって熊本県内でもIBやってる学校なんてまだまだ少ないわけでしょ。時代の先駆けですよねー。心の底から応援してます。頑張れー。

 私、こっちでIBの授業に出たこともありますし、もう20年近くIBのことを眺めてきたんですね。その経験から言わせていただくと、八高の先生方、相当気合い入れて勉強しないと、IBの授業なんて教えらんないですよ。キツいこと言って申し訳ないですけど。ちょっとした研修ぐらいじゃホントどうしようもないです。教育哲学が日本のそれとはまったく違いますからね。これまでのやり方を捨てるぐらいの覚悟が必要かもですね。八代の子ども達のためにも頑張ってください!

筆者:竹永浩之

八代市出身。八代小→一中→南校(現:清流高校)→沖縄の大学へ(小中高時代のあだ名は“ポンタ”)。

沖縄で海の仕事に従事→アジア放浪→渡米。メディアで働いたあと主夫に。

アメリカ人のかみさんと息子2人の4人家族。米国・ニュージャージー州在住。

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