『意思(想い)の力』
~精神は肉体を凌駕する!?~
皆さん、こんにちは。今回は「意思(想い)の力」について書きたいと思います。
私事ですが、8月の盆過ぎに長野県にある北アルプス最高峰の奥穂高岳へ登山に行ってきました。標高3,190m、日本第3位を誇るこの山は上高地から1日かけて標高2,300mの山小屋に移動し、2日目に山小屋から頂上まで往復し、3日目にまた山小屋から上高地まで下山するという、丸3日間かかる中々ハードなコースでした。この山を登山ガイドさんと一緒に計3人で登ったのですが、熊本から一緒に行った方が登山未経験の年齢50歳。1ヶ月前に腹腔鏡手術をしたばかりの状態で、内心無謀ではないかと思っていました。本人もかなり不安だったみたいで、「無理だったらそこで引き返そう。来年もあるから…」という感じでチャレンジされたのですが、なんと、無事頂上まで登り切って下山することができました。
話を聞くと、やはり相当きつかったそうですが、登山は「体力2割、気持ちが8割」という言葉が支えになったと言われていました。また、本人にも絶対登らないといけない理由があったそうで、その「意思(想い)の強さ」が肉体の限界を超えて足を前に前に進めさせたのかなと感じました。スポーツ心理学では、この限界を超えて力を出せる状態を「ゾーン」とか「フロー(理想的心理状態)」と言うそうですが、まさしくこの状態だったのだろうと思います。
マラソンや登山などは、自分の力で一歩一歩前に進んで行かなければゴールしません。きつい時は休憩をしたり、立ち止まったり、後ろを振り返りながらでも一歩一歩前に足を出すしかありません。人生もまさしく同じで、自分の人生は自分の足で進んで行くしかありません。ただその道のりは楽な時もあれば、苦しい時もあります。その苦しさを乗り越えるには、「“強い想い”_自分は何のために生きているのか/何を成すために生まれてきたのか/自分の使命とは何か」_それを知ることが、意思の力の根源となるような気がします。
毎年、滑落事故が起こっている山に行き、岩場にしがみつきながら「死」をすぐ隣に感じる状況で、普段考えないことを考え、自分の「生」について深掘りしました。たまには大自然で自分を見つめ直すのも良いですね。
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講師
株式会社ウインライフ 熊本支店 支店長
有限会社Prime1 代表取締役
Next Stage 代表
伊藤 慶輔さん
損害保険11社、生命保険22社を取り扱う総合保健代理店に勤務するかたわら会社を経営し、目標達成コーチとしても、企業や商工会にてモチベーションアップやコミュニケーション、相続等のセミナーを多数行なう。
株式会社ウインライフ
〒866-0852 熊本県八代市大手町2丁目2-18
TEL:0965-39-3156
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