マネープラン&コーチングスキル

やつしろぷれす マネープラン&コーチングスキル

「言葉の力」

 ~普段使っている言葉を見直そう~

 皆さん、こんにちは。今回は「言葉の力」について書いていきたいと思います。

 昔からよく言葉には力があると言われます。日本では古くから「言霊」と言いますし、西洋では「初めに言葉ありき。言葉は神と共にあり、言葉は神であった」と新約聖書のヨハネによる福音書に書いてあります。このように人々は昔から言葉には力があると信じてきました。私もそのように思います。人から言われて嬉しい言葉は心を気持ち良くしてくれますし、人から言われて嫌な言葉は気持ちを暗くしたり、落ち込んだりさせます。最悪の場合、人を死に至らしめたりもします。

 私たちは普段の生活の中でこの「言葉」を何気なく使っています。呼吸をするのと同じように、意識せず当たり前のように使っていますが、言葉に力があるのであれば本当にそのような使い方で良いのでしょうか?

 私が好きな本の1つに、おーなり由子さん著の『ことばのかたち』という絵本があります。「もしも 話すことばが 目に見えたら どんなかたちを しているだろう」という一節から始まり、「たとえば うつくしいことばは 花のかたち 色とりどりの花びらとなって くちびるから はらはら まいおちる」と美しく温かな雰囲気で続いてきます。しかし、それは突如として一変します。「たとえば だれかを傷つけることばが 針のかたちをしているとしたらどうだろう 話すたびに とがった針が口から発射されて 相手に刺さるのが見えたとしたら 目の前で つきささる針 思いもよらないことばが 相手に刺さるのを 見ることになるかもしれない 刺さった場所や 血のにじんだ傷口まで 見えるとしたら ことばの使い方は 変わるだろうか」

 もしも話すことばが目に見えたなら、あなたの話す「言葉」はどんなかたちをしているでしょうか? この絵本に書いてあるように、花びらのような形でしょうか? それとも針のような形でしょうか?

 言葉は目に見えません。何気なく話している「言葉」。かたちを想像するだけでも、少しだけ変わるのではないでしょうか。

『ことばのかたち』/おーなり由子(講談社)より

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講師

株式会社ウインライフ 熊本支店 支店長
有限会社Prime1 代表取締役
Next Stage 代表
伊藤 慶輔さん
損害保険11社、生命保険22社を取り扱う総合保健代理店に勤務するかたわら会社を経営し、目標達成コーチとしても、企業や商工会にてモチベーションアップやコミュニケーション、相続等のセミナーを多数行なう。

株式会社ウインライフ
〒866-0852 熊本県八代市大手町2丁目2-18
TEL:0965-39-3156

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