村ガール桃子の今日も坂本日和 #9
あけましておめでとうございます!年が明け、坂本もいよいよ冬本番。今日はそんな坂本の冬のおいしいグルメ…ジビエ&狩猟のお話をします♪
さっそくですがみなさんはジビエという言葉をご存知ですか?ジビエはフランス語で、狩猟でとれた野生のお肉のことをさします。鹿や猪などジビエのお肉は高タンパク質・低カロリーで、近年日本でもとても注目をされていますね。
私は祖父がハンターだったこともあり、小さい頃からジビエは身近な存在でした。最近は森の生態系のバランスが崩れたことで、野生の鹿や猪がとても増えてしまい、坂本ではそこらじゅう毎日のように出没しています。農家さんが一生懸命つくった野菜や植えたばかりの苗が一晩で食い荒らされてしまうので、猟友会という狩猟をする人のための団体がそんな増えすぎた鹿を捕獲する活動をしています。
実は私も2年前に狩猟免許と、猟銃を所持するための警察の試験を受けて合格し、去年から坂本町の猟友会に入会しています。猟友会は若手がおらず高齢者ばかり、そして女性ハンターはなかなかいないので珍しがられますが、都会の方では狩りガールを目指している女子も多いのですよ♪ 私は今年が2シーズン目で、昨シーズンを含め、5~6回ほど森へ狩猟に行きました。まだまだ修行中の身分ですが、師匠たちから足跡の見方や獲物のさばき方等たくさんのことを学んでいます。狩猟を始めてからスーパーでお肉を買うこともなくなり、でも逆にこっちの方が自然だなあ、なんて思っています。
ハンターになって分かったことは、鹿が増えすぎてしまったのも結局は人間の仕業で、森や自然が昔のような姿に戻れば、今ほど獣害に悩むことはない、ということです。狩猟を始めて、人と自然の共生について考えることが増えました。みなさんもまずは食べることからはじめてみませんか?命のありがたみもよく分かる狩猟生活、いいことづくしです。
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