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今月のテーマ:『知っ得!自動車保険①』

~ 子どもが免許を取得したら① ~

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。2019年もあっという間に過ぎ2020年になりました。高校3年生は卒業まであと2ヶ月ですね。この時期になると自動車免許を取りに行く高校3年生が多くなります。そこで、今回は子どもが免許を取得した場合に自動車保険はどうしたらいいのかについて書きたいと思います。

大抵の親は自動車保険に加入されていると思いますが、自動車保険は等級制度というものがあります。初めて自動車保険に加入するときは6等級、(2台目以降の加入で1台目の自動車保険の等級が11等級以上の場合は7等級から)スタートし、1年間事故がなく保険を使うことがなかった場合は1等級上がります。逆に事故があって保険を使用した場合は3等級下がります。等級は1等級から20等級まであり、それぞれの等級ごとに割増引率が決められています。等級が高い方が割引率が高いので保険料が安くなり、等級が低いと割増率になるので、保険料は高くなります。等級は20等級までなので、20等級が一番安い保険料になります。初めての保険加入で6等級からスタートした場合は、1年間無事故で1等級上がるので、20等級になるまで14年間かかることになります。また、この等級制度以外にも運転する人の年齢条件を何歳にするかで保険料は大きく変わってきます。年齢条件は一般的に18才以上・21才以上・26才以上・35才以上とありますが、18才以上が一番保険料が高く、35才以上が一番安くなります。ただし、35才以上は年齢条件がおなじ35才以上でも、35才の人と65才の人では、65才の人の方が保険料が高くなります。

そして、この年齢条件は同居中の人にかかってきます。ですので、同居している一番若い年齢の人がその車を乗る可能性がある場合は、その一番若い人の年齢条件に合わせなければなりません(運転者を限定していない場合)。高校3年生の子どもが免許を取得した場合、ほとんどの親の自動車保険の年齢条件は35才以上になっていると思いますので、免許を取得した子どもが親の車を運転する場合は、年齢条件を35才以上から18才以上に変更しなければなりません。その場合、保険料は高くなります。別居の子どもが、盆・正月などに帰省して乗る場合などは年齢条件は変えなくても大丈夫です。あくまでも年齢条件がかかるのは同居の人になります。ただし、運転者限定を付けていないという前提で話しています。次回は子どもが自動車を買う場合にどうしたらいいのかについて書いていきたいと思います。

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講師
有限会社Prime1 代表取締役 Next Stage 代表
伊藤 慶輔さん 
損害保険、生命保険の代理店を経営するかたわら目標達成コーチとして企業や商工会にてモチベーションアップやコミュニケーション、相続等のセミナーを多数行う。

有限会社Prime1
〒866-0852 熊本県八代市大手町2丁目2-18
TEL:0965-39-3156

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