「子ども達のクラブ活動」
うちの子ども達のクラブ活動なんですけど、春と秋はサッカー、冬は15才が室内陸上、10歳はバスケットボールをやってます。うちは2人とも2種類のスポーツをやってますけど、こちらでは3つ4つやってる子も珍しくないです。野球とかアメリカンフットボールとか、バレーボールとか。季節ごとにやるスポーツを変えるんですね。
子ども達がいろんなスポーツをやることの良い点は、身体の筋肉をバランス良く鍛えられるんですね。先日、うちの15才が通う現地校で、スポーツでの怪我に関する講演会があったんですけど、そのときに講演者のドクターが「怪我をしないようにするために、いろんなスポーツをやらせてください」って言ってたんです。要するに同じ筋肉や部位ばかり使ってると、怪我しやすいって話ですね。
あと、季節ごとにやるスポーツを変えるわけですから、姿勢としては「極める」のと同時に「楽しむ」という部分も結構ありますね。期間が短くて、あんまりズッポシ入らないので、まだ“楽しむ”余裕があるというか。
反対に、いろんなスポーツをすることの悪い点なんですが、まあこれは当たり前というか、「なかなか上手くならない」ことですね。練習も毎日じゃなくて、週に2、3回。1回が大体1時間半くらいでしょうか。私なんかどうしても日本のクラブ活動と比べちゃうんで、「練習少なくね?」と思っちゃうんです。
一応、ハードに練習するチョイスもあるんですよ。その場合は、年間の参加費が30万円くらいするチームに所属して、週に4~5回練習するんですね。そういうチームは練習内容もハードなので確かに上手くはなります。30万円かかるけど。ただ、上手い子は特待生として、参加費免除だったりします。
アメリカと日本のクラブ活動をざっくり比べると、アメリカのほうが「楽しむ」「ちんたら」という要素が強いですね。軽いというか。だから気楽にいろんなスポーツにトライできるんでしょうね。
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筆者:竹永浩之
八代市出身。八代小→一中→南校(現:清流高校)→沖縄の大学へ(小中高時代のあだ名はぽん太)。
沖縄で海の仕事に従事→アジア放浪→渡米。メディアで働いたあと主夫に。
アメリカ人のかみさんと息子2人の4人家族。米国・ニュージャージー州在住。
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