~Let it go ありのままで~
いよいよ2018年も終わりの月になりました。皆さん、今年はどんな年だったでしょうか?いい年だったり、あまり良くなかったり、人それぞれ色々あったとおもいます。前回は「自己承認」について書きました。簡単に言うと自分のことを褒めて認めてあげるということですね。今回は「自己受容」について書きたいと思います。自己受容とは読んで字の如く、ありのままの自分を受け入れるということです。ディズニー映画で流行った歌にありましたね。「Let it go ありのままで」その通りですね。
自己受容とは自分の良い面も悪い面もありのまま、そのまま受け入れるということです。よく「自己肯定」、自分の良い面にだけ目を向けて自分を認めるということをしがちですが、肯定するということは、そこに必ず否定があるということです。「自己否定」ですね。自分の悪い面に恥や罪悪感を感じて否定したり、自分自身を嫌いになったりすることです。光があれば影があるように、物事には必ず2つの面があり対極するものを兼ね備えています。表と裏、陰と陽、上と下右と左といったように、肯定があればまた否定が存在するのです。そして自己受容とはその両方の面を自分として受け入れるということです。
しかし、なかなかこれが難しい。特に自分のネガティブな部分というのは受け入れがたいものです。どちらかというと、そのネガティブなところを変えようとします。そこにまた苦しみがあるのです。変えようとする前に、一旦そのネガティブな部分を認め受け入れる。そのネガティブな部分も自分という人間を織り成す大事な部分であることを認めてあげる。そうしないと自分が可哀想ではないですか。ポジティブな自分、ネガティブな自分、2つで1つなのです。
生きていると苦手な人だったり嫌いな人だったりが出てくると思います。その相手の苦手なところ、嫌なところというのは実は、自分の苦手な部分嫌いな部分が相手に投影されているだけなのです。自分が自分の中で認めていない、受け入れていないネガティブな部分が相手に見えてしまうので拒絶反応が出るのです。自分のネガティブな部分を受け入れることができれば、今まで嫌いだった人に対しても感じ方が変わってくるでしょう。
新しい年は、新たな気持ちで今までの人間関係をスタートさせてみてはいかがでしょうか?
講師
有限会社Prime1 代表取締役
Next Stage 代表
伊藤 慶輔さん
損害保険、生命保険の代理店を経営するかたわら目標達成コーチとして企業や商工会にてモチベーションアップやコミュニケーション、相続等のセミナーを多数行う。
有限会社Prime1
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