マネープラン&コーチングスキル

やつしろぷれす マネープラン&コーチングスキル

「これからの時代を生き抜く⑧」

 〜続・投資信託にかかるコスト~

 前回は、投資信託にかかる主な3つのコストのうち、「購入時手数料(買付手数料)」と「運用管理費用(信託報酬)」について書きました。今回は、3つ目の「信託財産保留額」について説明します。

 「信託財産留保額」は、投資信託を解約する時にかかる費用で、0.0%〜0.5%かかります。投信を解約した人が、その投信を持っている他の人たちのために残していく(留保していく)いわゆる迷惑料のようなものです。

 投信を解約する人がいると、株や債券の一部を売って現金化して、解約する人に渡さないといけません。この現金化する時に手数料がかかったり、売りたくないタイミングで売らねばならず損をしたりと、余計な費用がかかります。この費用を皆で負担するのは不公平になるので、解約する人が投信を保有している人たちに対して「迷惑料」として支払うということです。

 運用する側から見ても頻繁に解約されると資金の流出入が激しくなり安定的な運用が難しくなるので、長期的に安定した運用をするための仕組みなのです。逆に言えば、この信託財産留保額を取る投信の方が長期運用を目指す人にとっては良いとも言えます。コストの安さだけに注目せず、自分の投資スタイルに合った商品を見つけましょう。

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講師

株式会社ウインライフ 熊本支店 支店長
有限会社Prime1 代表取締役
Next Stage 代表
伊藤 慶輔さん
損害保険11社、生命保険22社を取り扱う総合保健代理店に勤務するかたわら会社を経営し、目標達成コーチとしても、企業や商工会にてモチベーションアップやコミュニケーション、相続等のセミナーを多数行なう。

株式会社ウインライフ 熊本支店 
〒866-0852 熊本県八代市大手町2丁目2-18
TEL:0965-39-3156

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