これからの時代を生き抜く⑥
〜投資信託〜
皆さん、こんにちは。今回は投資信託について書いていきたいと思います。投資というと、まず株式投資が思い浮かぶと思います。投資信託も投資の一つの種類ではありますが、特徴として「少ない金額からできる」こと、そして「投資のプロが運用をしてくれる」という点があります。株式投資であれば、自分でどこの会社の株をどのタイミングでどれくらい買ったり売ったりするという判断をしなければいけません。しかし、これが中々難しい。これをプロがやってくれます。そして、月々1,000円くらいから始められます。みんなから集めたお金でプロが株式や債券などに投資して運用するからです。集まるお金が多いと色々な会社の株を購入することができ、ひとつの会社の株式を持っているよりもリスクを分散することができます。さらに、日本の株式だけでなく世界中の株式、債券にも投資することができるので、リスク分散効果は高まります。
投資初心者に易しそうな投資信託ですが、あくまでも投資ですので元本が保証されるわけではありません。では、ここを踏まえて投資信託の儲けと損はどこで決まるのでしょうか?
まずは売却益(キャピタルゲイン)または売却損(キャピタルロス)です。投資信託を買った時よりも今の価格が上昇していれば解約した時に儲けますし、逆に下がっていれば損をします。投資信託の価格は「基準価額」と呼ばれていて、多くは「1万口あたり◯円」というふうに表示されます。
2つ目は分配金(インカムゲイン)です。投資信託は、分配金というお金を投資信託の決算の時に投資家(投資信託を購入した人)に支払うようになっています。毎月分配金を支払うところもあれば、分配金を支払わない投資信託もあります。長期で資産形成をしていこうと思っている人は分配金が出る投資信託は必要ないでしょう。なぜなら分配金をもらうことにより運用益を再投資することで得られる複利効果が弱まりますし、分配金を受け取るたびに税金がかかるからです。『積立NISA』では長期資産形成を目的としているため、積立NISA対応の投資信託商品では、毎月分配金が支払われるような商品はありません。分配金は投資信託の資産から支払われるので、支払いがあると投資信託の資産、「純資産総額」が減り、基準価額もその分下落します。ここで注意が必要なのは、「儲かっているから分配金が出るというわけではない」、「分配金の一部または全部が元本から払われる場合がある」ということです。自分が預けたお金から分配金として出るというイメージです。それって全然増えてないですよね。増えているかどうかは買った時よりも基準価額が上がっているか、そして分配金の金額の両方を合わせた「トータルリターン」で見る必要があります。
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講師
株式会社ウインライフ 熊本支店 支店長
有限会社Prime1 代表取締役
Next Stage 代表
伊藤 慶輔さん
損害保険11社、生命保険22社を取り扱う総合保健代理店に勤務するかたわら会社を経営し、目標達成コーチとしても、企業や商工会にてモチベーションアップやコミュニケーション、相続等のセミナーを多数行なう。
株式会社ウインライフ 熊本支店
〒866-0852 熊本県八代市大手町2丁目2-18
TEL:0965-39-3156
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