「平均寿命が20歳も違うってどうよ?」
今回は先月号の「呪われた国アメリカ?」 の続きになります。いろいろ調べましたよー。まず左のアメリカの地図をご覧ください。この地図を作った方に許可をもらって掲載しました。日本でこれを掲載したメディアってやつしろぷれすが初めてだと思います。やつぷれ、エラい!
さてこの地図なんですが、アメリカの各地域の平均寿命の違いを表したものなんですね。一番赤い部分が66.8歳、一番青い部分が86.8歳です。同じ国なのに地域によって20歳も違うんですよ。恐ろしくないですか? ちなみに赤い地域というのは都市部ではなく田舎のほうです。普通、田舎のほうって平均寿命が長いと思うじゃないですか。でもそうなってないんです。いやね、田舎で青い地域もあるんですね。片方の田舎は真っ赤でもう片方は青と。なんでこんなことになるのって思いませんか?
地図の下にオリジナル記事のQRコードも掲載したんですけど、その記事では平均寿命の差に関して健康問題、たとえばドラッグや健康保険の問題、所得格差の問題等を論じてるんですが、そういうことは専門家にお任せするとして、私が考えたいのは前回お話しした「呪い」の話です。多くの人たちが理由もなく無惨に理不尽に殺された土地には何らかの怨念が残るのではないか。そういう視点でこの地図を見ると、別の理由が見えてくるんですね。
この地図で最も赤い部分は、アフリカ人奴隷制度を最後まで維持しようとし、現在でも黒人差別が最もひどい地域でもあります。おそらくアフリカから連れて来られた奴隷たちが最も苦しみ死んでいった土地だと思います。その地に染み付いた彼らの怨念が平均寿命差の原因になってると証明する方法はないんですけど、でも日本人の私から見たら「やっぱ呪われてるよねー」と思っちゃうんですよねー。皆さんはどう思います?
筆者:竹永浩之
八代市出身。八代小→一中→南校(現:清流高校)→沖縄の大学へ
(小中高時代のあだ名は“ポンタ”)。
沖縄で海の仕事に従事→アジア放浪→渡米。
メディアで働いたあと主夫に。
アメリカ人のかみさんと息子2人の4人家族。
米国・ニュージャージー州在住。
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