マネープラン&コーチングスキル

やつしろぷれす マネープラン&コーチングスキル

NISAの心構え」

〜長い目でみて一喜一憂しない〜

 新しい年度になりました。あっという間ですね。4月から環境が変わり新しいことにチャレンジする人もいるでしょう。今回は『NISA』について少し書きたいと思います。

 2024年1月から新NISAが始まって1年弱が経ちました。新NISAが始まってからNISAを始めたという人も多いことでしょう。最近は日経平均も段々と下がってきて、ニュースのインタビュー等で「NISAを辞めようかな」と答えている人もちらほら散見されますが、NISA等の投資信託は日経平均やニューヨークダウ等の株価が下がってきたからといって辞めるものではありません。

 NISAとは長期で運用していくものです。この長期とはどのくらいかというと、最低でも15年。20年、30年はあたりまえ。長ければ長いほど良いのです。長い時間をかけてちょっとずつ積み立てて株を買っていくことでリスクを極力減らしていくのです。そもそもNISAとは投資信託や株式等の金融商品の非課税制度です。投資信託とは、お菓子の詰め合わせみたいに色々な株式がパックで入っています。外国株式や日本株式、国債なども入っています。そして毎月1万円なら1万円分で買える分を買っていきます。この時、1万円で何口買えるかとなってきます。なぜなら、毎日毎日株価は変わっているので毎回1口あたりの金額が違うからです。株価が高い時は少ない口数しか買えませんが、株価が安い時はたくさん買えます。例えば、最近お米の価格が上がっていますが、5キロのお米が2,000円の時は1万円あれば5袋25キロ分買えましたが、米価の高騰で5キロ5,000円だと2袋10キロ分しか買えません。これと同じで高い時は少ししか買えないけれど、安い時はたくさん買えるのです。とういうことは、日経平均やNYダウ、SP500等の株価が下がってくると一見損しているように見えますが、毎月積立投資で同じ金額で買っている人は株価が下がった分、たくさんの口数を購入できているわけです。そして長い目で見ると下がった株価は上がってきます。リーマンショックの時もコロナショックの時もそうでした。ただ、短いスパン、1年や5年、10年で区切ると下がってから上がるまで時間がかかるので損したままです。NISAは長い時間をかけて良い時も悪い時もコツコツと口数を増やしていく。時間を味方につける。コツコツが「コツ」なのです。

(※投資信託の価格は基準価格といって株価の変動だけが価格変動の要因とはなりませんが、今回はわかりやすく株価として書いてます)

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講師

株式会社ウインライフ 熊本支店 支店長
有限会社Prime1 代表取締役
Next Stage 代表
伊藤 慶輔さん
損害保険11社、生命保険22社を取り扱う総合保健代理店に勤務するかたわら会社を経営し、目標達成コーチとしても、企業や商工会にてモチベーションアップやコミュニケーション、相続等のセミナーを多数行なう。

株式会社ウインライフ 熊本支店 
〒866-0852 熊本県八代市大手町2丁目2-18
TEL:0965-39-3156

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