「トランプじゃなくてこっちを見てほしい」
トランプさんが毎日いろいろやらかしてますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。なんかとんでもないこと言ったと思ったら次の日に撤回するとか。まあ日本にも影響出そうなこともチョロチョロ言ってますから、完全無視というわけにはいきませんが、でも付き合っててもキリがないんですよね。では日本の皆さんがアメリカに関して、いま見るべきことは何か。
まだ多くの人が気づいてないんですが、コロナの最中、アメリカでは日本に関してものすごいことが起きてました。それは「家に籠りっぱなしのアメリカ人たちがネットフリックスで日本のアニメ等のコンテンツを端から観まくる」です。これですね、ホントにものすごいことなんです。アメリカ人(子ども含む)の脳に日本のコンテンツが沁みまくったわけです。
前に日本のバレーボールアニメ『ハイキュー!!』がコロナ後にアメリカで男子バレーブームを起こしたって話を軽く書きましたけど、よく考えたらそれもスゴくないです? 日本のひとつのアニメが人口3億4千万人の国にブーム起こすんですよ。たったひとつのアニメが、です。ちなみにコロナ中にアメリカ人が観まくってた日本アニメは『ハイキュー!!』だけじゃないですからね。もっと他にもインパクトを与えた日本のコンテンツがあるはずなんです。
たとえばこの夏、私の近所にある高校3校が日本に修学旅行に行きます。もう一回書きますよ。アメリカからとか何州からとかじゃなくて「私の近所にある高校3校」が日本に行くんです。八代で言ったら白百合と秀岳館と八高が地球の裏側にある同じ国に修学旅行に行くってことです。これ、明らかに何か起きてるでしょ。
トランプがいろいろ騒がしいのは分かりますが、日本人として観とくべきなのはそこだと思うんですね。コロナ中にアメリカで起きたことをキッチリ分析して、日本にとってプラスになったこと、なりそうなことを探し出す。必要であればさらなる燃料投下、ですね。ワサワサしてるときこそ、前向きな話や未来に目を向けるべきだと思いますよ。

筆者:竹永浩之
八代市出身。八代小→一中→南校(現:清流高校)→沖縄の大学へ
(小中高時代のあだ名は“ポンタ”)。
沖縄で海の仕事に従事→アジア放浪→渡米。
メディアで働いたあと主夫に。
アメリカ人のかみさんと息子2人の4人家族。
米国・ニュージャージー州在住。
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