「これからの時代を生き抜く⑩」
~iDeCo(個人型確定拠出年金)❶~
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。早いもので2024年になりました。昨年はたくさんのお便りを頂き本当にありがとうございました! 励みになっております。2023年は皆様にとってどのような1年だったでしょうか? コロナも落ち着き外に出る機会も増え、それに伴い出費も以前より増えたのではないでしょうか? また物価高も続いており、何かと将来を不安視してしまう材料がまだまだありますが、2024年1月よりいよいよ新N I S Aも始まるということで、自分の将来は自分で守るという時代になってきています。今回からは、【iDeCo(イデコ)】について書いていきたいと思います。
iDeCoとは、個人で加入できる年金制度のことで、個人型確定拠出年金と言います。国の制度で、掛金が全額所得控除になるなどの税制優遇のメリットがあります。少子高齢化が進む日本では、公的年金制度だけでは老後の生活を支えていくことが難しいので、国が公的年金を補うために、「公的年金では足りないから自分の老後は公的年金とは別に自分で準備してね。その代わり税制優遇しますよ」と、ざっくりではありますがこんな感じで、2001年10月からこの制度が始まりました。そんな昔からあることにびっくりしますが、iDeCoという名称に変わったのは2016年9月からで、2017年1月からは公務員も加入ができるようになりました。
iDeCOでは、長期で毎月コツコツと積み立てて60歳以降に受け取ります。老後の資産を作るという目的のため、途中での引き出しは原則できません。そして毎月の掛金を自分で運用します。あらかじめ用意されている定期預金や投資信託などの中から、自分で選んだ金融商品で運用します。運用の結果次第では元本割れが起こる可能性もありますが、逆に大きく資産を増やせる可能性もあります。将来の受取額は運用次第、自己責任となります(※元本保証の商品もあります)。ここに公的年金との大きな違いがあります。公的年金は運用が悪ければ国が補てんしますが、iDeCoは自己責任ですので元本割れしても補てんはありません。また、受け取れるのはあくまで運用で得た資産となり、公的年金のように一生涯受け取れるわけではありません。
ここまでざっと概要を書きましたが、次回から詳しくみていきましょう。
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講師
株式会社ウインライフ 熊本支店 支店長
有限会社Prime1 代表取締役
Next Stage 代表
伊藤 慶輔さん
損害保険11社、生命保険22社を取り扱う総合保健代理店に勤務するかたわら会社を経営し、目標達成コーチとしても、企業や商工会にてモチベーションアップやコミュニケーション、相続等のセミナーを多数行なう。
株式会社ウインライフ 熊本支店
〒866-0852 熊本県八代市大手町2丁目2-18
TEL:0965-39-3156
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