『これからの時代を生き抜く④』
~主な金融商品・リスクとリターン~
皆さん、こんにちは。前回はリスクとリターンの関係を図で表しました。
預貯金から債権(国債)、投資信託、株式の順にリスクとリターンは上がっていきます。預貯金はお金が減ることもありませんが、ほとんど増えることもありません。リスクはなさそうですが、今のように物価上昇でインフレになってくると預けておくだけではお金の価値が減るリスクがあります。1個100円のりんごを1,000円持っていると10個買えたのに、1個200円では5個しか買えません。最近は色々な物の値段が上がっています。今後も物価が上がっていけば、同じ商品でも1,000円で購入できる数が減ってきます。これが「お金の価値が減る」ということです。
預貯金で金融機関に預けているお金はほぼ増えませんので、物価上昇局面ではその価値はだんだんと下がってきます。50年前の100万円で買えた物と今の100万円で買えた物が全然違うように30年後50年後も当然違ってくることになります。
債権はあらかじめ金利が決められているため、償還期限まで保有すればどの程度の収益があるのか前もってわかります。債券の収益を見越した資金計画を立てることもできるので、安定性の高い投資ができます。あらかじめ金利が決められているという点では、債券と預貯金は同じですが、債券の方が金利が高いです。リスクとしては、償還時(満期)まで保有すれば特にありませんが、途中で売却する時などは市場価格になるので元本を割るリスク(価格変動リスク)があるのと、発行体が破綻した場合などは償還されないおそれがあります(信用リスク)。その中で外国債券は国内債券よりも金利が高いものが多いので国内債券よりもリターンは多いですが為替変動リスクがあります。外貨で利金や償還金が支払われる場合、為替水準によって円の受け取り金額が変動します。購入時よりも円安になれば利益が発生し、円高になれば損失が発生します。その他にカントリーリスクもあります。
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講師
株式会社ウインライフ 熊本支店 支店長
有限会社Prime1 代表取締役
Next Stage 代表
伊藤 慶輔さん
損害保険11社、生命保険22社を取り扱う総合保健代理店に勤務するかたわら会社を経営し、目標達成コーチとしても、企業や商工会にてモチベーションアップやコミュニケーション、相続等のセミナーを多数行なう。
株式会社ウインライフ 熊本支店
〒866-0852 熊本県八代市大手町2丁目2-18
TEL:0965-39-3156
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