『人間関係を良くするために』
～相手に見返りを求めない～
皆さん、こんにちは。今回は「人間関係を良くするために」というテーマで書きたいと思います。
私が思うに、「相手に見返りを求める」もしくは「期待する」ということが相手に対して「イライラする」や「腹が立つ」という負の感情、さらには喧嘩の根本的な原因になっていると思います。
どういうことかと言いますと、例えば誰かにプレゼントした時に喜んでくれなかった時や、人に何かをした時に感謝がなかった時などはイラッとしたりしますよね。その時の私たちの心は、相手に対して「喜んでくれる」とか「感謝の言葉をくれる」などを期待して求めています。しかし、期待通りの反応が返ってこないとガッカリしたり悲しくなったりして、それがやがて怒りの気持ちに変わっていきます。私たちは無意識のうちに、知らず知らず相手に対して自分の期待する反応を見返りとして求めていて、それが外れるとイラッとする状態になってしまっているのです。
しかし、冷静に考えてみると、人に何かをしてあげるという行為はたいていの場合、自分発信が多いと思います。相手の求めに応えたわけではなく、自分の方から相手に対して行う。ということは、自分が好きでやっている、自分が勝手にやっているということになりますので、その行動をしたこと自体に納得すれば良いわけです。自分はプレゼントをあげたかったからあげただけ。自分がそうしたかったからしただけ。そう思うと相手の反応が良くても悪くても、自分は自分がしたいことをしただけですから、気持ちとしてはそれでもう良いわけです。相手の反応はもう関係ない状態になっているのです。そうなると怒りの感情も湧いてきません。ですから、相手の反応が自分が想像していた反応と違ってもガッカリしたりせずに、相手の反応にフォーカスするのではなく、自分の行った行動にフォーカスして意識をずらしましょう。そうすることで、些細な摩擦も起きにくくなってくるのではないでしょうか。
相手に対する過分な期待は自分の一方通行です。それに気づくことによって、少しでも対人関係が良くなればと思います。
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講師
株式会社ウインライフ 熊本支店 支店長
有限会社Prime１ 代表取締役
Next Stage 代表
伊藤 慶輔さん
損害保険11社、生命保険22社を取り扱う総合保健代理店に勤務するかたわら会社を経営し、目標達成コーチとしても、企業や商工会にてモチベーションアップやコミュニケーション、相続等のセミナーを多数行なう。
株式会社ウインライフ
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