『スコトーマ(心理的盲点)の外し方』
~視点を広げる・感謝する~
皆さん、こんにちは。あっという間に今年最後の月になりましたね。今年1年間どうだったでしょうか? 自分の描いた1年になったでしょうか? 前回はスコトーマ(心理的盲点)について書きました。人の脳は視覚から入る情報全てを処理するとパンクするので、自分に必要な情報だけを無意識にフィルターに掛けています。これは一見便利な機能に思えますが、自分の興味関心に基づいてフィルターに掛けられるので、客観的にみて必要な情報や自分の知識不足により、必要な情報と判断できない場合は捨てられてしまうという落とし穴があると書きました。目の前に成功する方法があってもスコトーマにより見えなくなってしまっていてチャンスを逃してしまう。では、どうしたらこのスコトーマを外すことができるのか。方法はいくつかありますが、今回は「視点を広げる」「感謝する」という方法をご紹介します。
まず「視点を広げる」ですが、これは「視点を変える」とも言えます。スコトーマは興味関心のある事を無意識で吸い上げますから、ある意味「先入観」や「固定観念」が働いているとも言えます。視点を広げるとはこの先入観や固定観念、すなわち1つの見方を違う方向から見ることで崩すということです。机の上のコップは真横から見ると四角に見えますが、真上から見ると円に見えます。また5m離れて机を見れば机のコップ以外にも本棚があったり椅子があったりと他のものも見えてきます。このような意識を持つと、スコトーマが少なくなっていきます。
また、「感謝をする」のも効果的です。感謝をすると今までは見えていなかった色々なものや考え方が見えるようになります。先程、説明した視点を広げる・変えるができるようになります。今まであたり前だと思っていたことがあたり前ではないと気づきます。その気づきが視点を変えるのです。あたり前とは先入観や固定観念でもあります。しかし、それがあたり前ではなく、誰かのおかげやたくさんの人のおかげで成り立っていると気づいた時、心からの感謝の気持ちが溢れます。
感謝することは誰でもいつからでもできます。この1年間、たくさんの人に支えられて今時点の自分があるのではないでしょうか。1年の最後にお世話になった人に思いを寄せて、また言葉で伝えられる人は感謝の気持ちを伝えて1年を締めくくりましょう。
「今年1年間ありがとうございました。来年もまたどうぞよろしくお願い致します。」
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講師
株式会社ウインライフ 熊本支店 支店長
有限会社Prime1 代表取締役
Next Stage 代表
伊藤 慶輔さん
損害保険11社、生命保険22社を取り扱う総合保健代理店に勤務するかたわら会社を経営し、目標達成コーチとしても、企業や商工会にてモチベーションアップやコミュニケーション、相続等のセミナーを多数行なう。
株式会社ウインライフ
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TEL:0965-39-3156
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