Dennisの日米なんでもガイド vol.9

「入学時、アメリカではバス停で記念撮影!?」

 日本では、満開の桜の下で新一年生が入学式を迎えますが、アメリカの新年度は9月です。また、日本のような入学式はありませんので、初めて登校する日は、スクールバスの停留所で家族ごとに記念写真を撮るのが一般的です。保護者と一緒に停留所まで行き、写真を撮りまくります。特に自分の子どもが「バイバイ!」と手を振ってバスに乗る瞬間を撮りたかったと親から聞いています。日本の入学式で、多くの家族が記念撮影をしている様子に似ているでしょうか。

 新一年生は、この日初めてバスに乗るという人がほとんどですが、私の場合は人生で2回目の経験でした。私の幼稚園では、卒園前に練習の日があり、短い足で精一杯、大きなバスに乗る練習をしましたので、小学校入学の日は少し安心して迎えられたと思います。

 子ども達はスクールバスから降りると、直接教室に行きます。できるだけすぐに1年間一緒に過ごす先生と会うのが大事だと思われていますので、校長先生の話などもありません。そのため、当時は校長先生の役割をよく理解していませんでしたが…これはどの国の小学生でも同じですよね?

 入学の日だけでもこんなに違いがありますので、学校生活はもっとおもしろい違いがあるかもしれませんね。

家族が見守る中、ドキドキの乗車

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筆者:ジョセフィン・デニス

八代市役所の国際課で国際交流員として勤務中。国際交流員(Coordinator for International Relations、略してCIR)はJETプログラム※より地方公共団体の国際交流担当部局などに配属され、さまざまな国際交流活動に従事しています。

※語学指導等を行う外国青年招致事業

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