「やっと一人っ子になったうちの12才」
皆さんがこのコラムをお読みになってる頃には、うちの18才はNYの大学の寮に入ってると思います。は~、アメリカの大学受験、大変でした。もうやりたくなーい。でも無事に決まって良かったです。
ということで、うちの18才が家を出るせいで、うちの12才は一人っ子状態になります。このときが来るのをずっと待ってたんです。いやね、うちの18才にサッサと家から出てってほしいっていうんじゃなくて、うちの12才にも一人っ子感覚を一度味わわせてあげたいなーと思ってたんですね。なぜなら生まれてからずっとお兄ちゃんと一緒で、「ボクとお母さんとお父さんの3人」という状況があんまりなかったんです。
うちの18才は、生まれてから5才まで一人っ子でした。その間、かみさんと私の愛を一身に浴びたわけですね。そういう期間ってすごく大事だと思うんです。でもうちの12才はそのチャンスがこれまでずっとなかったと。ただもう赤ちゃんじゃないんだし、愛の浴びせ方もだいぶ違いますよ。最近はかみさんが何かしてあげようとしても「ほっといてよ!」的な姿勢ですし。小さいときみたいにベタベタはできないんですが、でもうまく距離を取りながら親として彼一人に全力投球できるのは嬉しい限りです。
うちの18才は12~13才で音楽活動を始めたんで、その頃小さかったうちの12才も散々それに付き合わせちゃったんですよねー。今まではどうしてもお兄ちゃん優先みたいな部分もあったんですけど、これからは本人がやりたいことだけを徹底的にやらせてあげられます。バレーボールにもかなり熱が入ってきたんでタイミング的にはバッチリ。練習にも思う存分付き合えるぞー。
うちの12才は9月から7年生。12年生で高校卒業なんであと6年です。うちの子ども達は二人とも約6年の一人っ子タイムを楽しむことになります。別に計算してそうなったわけじゃないんですが、結果的には良かったです。私も親として一人っ子タイムを満喫しないと。楽しみー。
筆者:竹永浩之
八代市出身。八代小→一中→南校(現:清流高校)→沖縄の大学へ(小中高時代のあだ名は“ポンタ”)。
沖縄で海の仕事に従事→アジア放浪→渡米。メディアで働いたあと主夫に。
アメリカ人のかみさんと息子2人の4人家族。米国・ニュージャージー州在住。
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