意外なジュース≠juiceの理由
八代市に着任したばかりの頃にパーティーへ誘われ、ALTの先生の家に10人ほど集まって、お菓子や飲み物を囲んで色々と話していました。とても楽しかったのですが、日本人の友達が手にメロンソーダを持って「ジュースを持ってきました!」と言ったことがとても不思議で、数日間頭から離れませんでした。なぜだか分かりますか?
その時私は心の中で、「それはjuiceじゃないんだけどなあ…」と思いました。後で同僚にこのことを伝えたら、「いや、メロンソーダはジュースだよ」と返されて余計にびっくりしました。
実は、日本語のジュースと英語のjuiceでは対象物が違います。Juiceというのは果物や野菜の「汁」を意味しますので、英語でjuiceと呼ぶのは果汁100%のものだけです。このときのようにメロンソーダを持ってきたら、「それはジュースじゃなくてソーダだよ」と言いたくなります。日本では炭酸飲料のこともジュースと呼ぶようですが、英語ではsoda(ソーダ)になります。日本語と英語には同じ発音でも、どんな物を指すかが違う場合がありますので、いつか皆さんもびっくりする体験をするかもしれませんね。
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筆者:ジョセフィン・デニス
八代市役所の国際課で国際交流員として勤務中。国際交流員(Coordinator for International Relations、略してCIR)はJETプログラム※より地方公共団体の国際交流担当部局などに配属され、さまざまな国際交流活動に従事しています。
※語学指導等を行う外国青年招致事業
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