「返報性の法則」
~ギブアンドテイクからギブアンドギブへ~
新年あけましておめてどうございます。今年もよろしくお願いいたします。今回は新年一発目になりますので、私が“幸せのゴールデンルール”と勝手に思っている、「返報性(へんぽうせい)の法則(原理)」について書きたいと思います。
返報性の法則とは、相手から受けた好意などに対して「お返し」したいと思う気持ちや何かお返ししないといけないと感じる心理のことです。例えば、友達からお土産をもらったら今度何かお返ししようと思ったり、誰かに助けてもらったら今度その人が困っていたら何か力になろうと思ったり、多分ほとんどの人がこのような経験をしていると思いますが、そういった心理的な動きに学術的に名前をつけたのが「返報性の法則」です。そしてこの返報性の法則には4つの種類があります。
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❶好意の返報性…「相手から受けた好意を返したくなる」心理のことです。
❷敵意の返報性…「向けられた敵意を返したくなる」という心理です。相手から悪口を言われると言い返したくなったり、イライラした態度をとられると、こちらも同様にイライラした態度で返してしまうように、敵意や悪意も返ってきます。
❸譲歩の返報性…「相手が譲ってくれたのだから自分も譲ってあげよう」という心理です。よく「どうぞどうぞ」とお互いに譲り合う場面がありますが、まさにそのことです。
❹自己開示の返報性…「相手がオープンな態度で接してくれると、自分も相手に心を開きやすくなる」という心理です。自分の恥ずかしい失敗談などをオープンに話すと、相手も親近感が湧いて心を開いてくれます。
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これらが返報性の法則ですが、簡単に言うと他人に対して行なった良いことも悪いことも、全部自分に返ってくるということです。
昔から人には良くしなさいと言われましたが、このことだったのですね。英語でもギブアンドテイクとありますが、まずは自分が先に人に与えて(ギブ)、それから自分がもらう(テイク)です。与えると返ってくる。この順番が大事ですが、それをさらに進めて「ギブアンドギブ」。ひたすら人の喜ぶこと、役に立つことをする。そうするとどんなことが自分に返ってくるでしょうか? これが私の思う“幸せのゴールデンルール”です。
皆さんも、今年は「ギブアンドギブ」の多い年になるよう心がけてみてくださいね。
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講師
株式会社ウインライフ 熊本支店長
有限会社Prime1 代表取締役
Next Stage 代表
伊藤 慶輔さん
損害保険、生命保険の代理店を経営するかたわら目標達成コーチとして企業や商工会にてモチベーションアップやコミュニケーション、相続等のセミナーを多数行う。
株式会社ウインライフ
〒866-0852 熊本県八代市大手町2丁目2-18
TEL:0965-39-3156
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