マネープラン&コーチングスキル

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コロナ禍の医療保険を考える

~病院代を補うだけで良いのか?~

 今回は、コロナ禍の医療保険について書きたいと思います。サブテーマにあるように、医療保険で病院代を補うだけで良いのか? つまり、それだけでお金が足りるのか?という話です。入院するということは、仕事を休まなければなりません。そうなると収入が減ります。健康保険の傷病手当金という制度はありますが、今回はそれが使えない場合で話を進めます。この減った収入分をどう補うかということです。

 医療保険のほとんどは、入院日額5千円や1万円などの日額タイプの保険が主流です。これは入院日数に日額分を掛けた金額が保険金としてもらえます。日額1万円で1週間の入院であれば保険金は7万円ということになります。

 コロナの場合、症状が重くなければ大体10日から14日ほどの入院もしくはホテル療養、自宅療養となります。ホテル療養や自宅療養でも病院に入院したとみなして保険金を支払ってくれる保険会社がほとんどです。コロナ入院は公費負担となるため実質病院代はかかりません。となると、病院代がかからなければ、医療保険の分で減収分を補えるではないかと思ってしまいますが、実はそこに大きな落とし穴があります。

 コロナに感染すると大抵の場合、同居家族は濃厚接触者になります。陰性でも濃厚接触者になった場合は2週間の自宅待機を余儀なくされます。しかし陰性は感染していないということなので、医療保険の保険金支払い対象外となります。つまり、同居家族で感染者が出た場合、感染者以外の家族の収入が減ってしまうということになります。

 ではどうやって備えれば良いのかというと、入院したら一時金として10万円や20万円を保険金としてもらえる保険や特約に入るということです。保険金の支払要件は1日でも入院したら出るところから、「何日以上の入院が必要」など保険会社それぞれ違いはあります。病気になると、まず治療費のことを考えてしまいますが、働けなくなるリスクもはらんでいるのです。

 このコロナ禍をきっかけに今一度、自分の保険や家族の保険を見直されてみてはいかがでしょうか?

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講師

株式会社ウインライフ 熊本支店長

有限会社Prime1 代表取締役

Next Stage 代表
伊藤 慶輔さん
損害保険、生命保険の代理店を経営するかたわら目標達成コーチとして企業や商工会にてモチベーションアップやコミュニケーション、相続等のセミナーを多数行う。

株式会社ウインライフ
〒866-0852 熊本県八代市大手町2丁目2-18
TEL:0965-39-3156

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