人生を切り開く力②
~チャンスを掴むには~
今回は、前回の続きで「チャンスの捉え方」について書いていきたいと思います。チャンスをチャンスとして捉え、どうしたら取りこぼさないようにできるのか? それは「その出来事をチャンスと思う」ことです。あたり前のことを書いていますが、案外このあたり前が人間できないものです。前回、人は悪い事があっても状況が好転したら、その出来事があって良かったと思うようになる。起こった出来事は変わらないが、その事が良かったか悪かったかはその時の自分の考え方によって変わると書きました。チャンスも同じで、自分がチャンスと思うかどうかでチャンスになるかならないかが決まってきます。道端に落ちいている石をただの石コロと思うのか、ダイヤの原石と思うのか。ここでこの後の行動が変わってきます。石コロと思えば素通りして終わりですが、ダイヤの原石だと思えば拾いあげるでしょう。そして、ダイヤモンドにするにはどうしたらいいか考え始めます。
ここで大事なポイントが2つあります。1つ目は、ダイヤモンドの原石と思ったから拾い上げるという「行動をした」ということです。人生、行動しなければ何も変わりません。池に石を投げると波紋が広がるように、行動することによって変化の兆しが現れます。2つ目はダイヤモンドにするにはどうしたらいいか「考え始めた」ということです。この考えるという行為は、その対象にフォーカスをするということです。フォーカスすることによって今まで見えていなかったものが見えるようになります。例えば、新しい車が欲しいと思って買いたい車が決まった瞬間、道路上をその欲しい車が走っているのをよく見かけるようになります。「このバッグが欲しいなぁ」と思ったら、街中でそのバッグを持つ人をよく見かけるようになります。妊娠したら、妊婦さんをよく見かけるようになります。これは、脳が無意識にその対象にフォーカスすることによって起こる現象です。
脳には瞬間瞬間、五感を通じて膨大な情報が入ってきます。それを一つ一つ処理していては脳がパンクしてしまうので、重要でないと思われるものは全て自動でフィルタリングされてカットされます。脳がフォーカスすることによってその情報はフィルタリングされずに届くということです。従って、無意識のうちに自分に必要な情報が集まることになります。これが物事をチャンスとして捉え、本当にチャンスとして活きてくることになるのです。
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講師
株式会社ウインライフ 熊本支店長
有限会社Prime1 代表取締役
Next Stage 代表
伊藤 慶輔さん
損害保険、生命保険の代理店を経営するかたわら目標達成コーチとして企業や商工会にてモチベーションアップやコミュニケーション、相続等のセミナーを多数行う。
株式会社ウインライフ
〒866-0852 熊本県八代市大手町2丁目2-18
TEL:0965-39-3156
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