「八代の”売り”」
皆さん、八代の”売り”って何だと思います?セールスポイント的な。妙見さん?昨年認定された石工の日本遺産?あるいはくまモンポート八代?
ちょっと変な言い方になるんですが、私は八代の”売り”って「何もないこと」だと思うんです。いや、あるんですよ。先に書いたような世界に誇れる妙見さんとか。でも圧倒的なものってないじゃないですか。全国の人が、「八代と言えば○○」的なものです。私はその「何もないこと」をポジティブに捉えてるんですね。
アメリカで生まれ育ったうちの子ども達は、八代のことが大好きなんです。彼らの大好きなばあちゃんが住んでる町ってこともあるんですが、うちの子ども達って、夏に八代に帰るときは「住み」に帰るんですね。観光とかじゃなくて。もともとディズニーランドとかUSJが嫌いで、日本に帰る目的も「のんびり住むこと」。その「のんびり住む」という要素に関して、うちの子ども達にとって八代は圧倒的なんです。小さ過ぎず大き過ぎず、美味しいレストランもあるし、山も海も、ついでに温泉まであるでしょ。要するに生活力(観光力じゃなくて)のレベルがものすごく高い。住むための入れ物として最高なんですね。
先に書いたように「八代と言えば○○」みたいな色がまだついてないわけじゃないですか。それって逆に言えば、これから描けるってこと。まっさらなキャンパスみたいなもんです。ただ八代という入れ物自体は「生活の場」としての強さをすでに持ってますよね。生かすとすれば、その部分でしょう。あとは「人」かな。
最近、八代市役所が民間と組んでイベントやってますよね。昨年11月にも【地方都市から始めるDXセミナー】というのをやっていて、私もこっちからYouTubeで見てました。素晴らしいですね。こういうのドンドンやった方が良いと思います。と、地球の裏側から物申してみました。すいません。
筆者:竹永浩之
八代市出身。八代小→一中→南校(現:清流高校)→沖縄の大学へ(小中高時代のあだ名はぽん太)。
沖縄で海の仕事に従事→アジア放浪→渡米。メディアで働いたあと主夫に。
アメリカ人のかみさんと息子2人の4人家族。米国・ニュージャージー州在住。
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