令和2年7月豪雨災害が発生しました。被災された方々に、心よりお見舞いを申し上げます。
先月号の記事では、新型ウイルスの影響により経済的苦境に立たされている方に向けて、債務を整理する方法についてご紹介しました。これに加えて、今回の豪雨災害の影響を受けた方については、以下でご紹介する「被災ローン減免制度（自然災害債務整理ガイドライン）」によって債務整理を行うことが出来る場合があります。もし身の回りに被災された方がいらっしゃる場合には、ぜひこの制度のことを教えてあげてほしいと思います。
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被災ローン減免制度は、災害救助法の適用を受けた自然災害の影響で、各種の債務（住宅ローン、自動車ローン、教育ローン、事業ローンなど）の支払いが難しくなった方に適用される債務整理の制度です。この制度を使って、債務整理をすることのメリットは次の点にあります。
①自己破産をする場合よりも多くの現金・預貯金を手元に残すことができるため、経済的な立て直しを図りやすい。
②この制度を利用しても信用情報機関への登録はされない（いわゆるブラックリストに登録されない）。
③この制度を利用しても原則として連帯保証人に請求がいくことはない。
④債務整理を進めていくにあたって弁護士などの専門家の支援を無料で受けることができる。
被災ローン減免制度の利用を検討される方は、最も大きな借入先の金融機関（住宅ローンを借りている銀行など）にその旨ご相談されるか、熊本県弁護士会にお問い合わせください。
また、熊本県弁護士会では、今回の災害に関する困りごと無料電話相談を行なっています。今後、被災地での相談会などを行うことも予定されています。一人で悩まず、ぜひご相談ください。
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法律に関するご相談は…
八代綜合法律事務所
〒866-0863 熊本県八代市西松江城町2-8
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監修／八代綜合法律相談事務所 弁護士 髙橋 知寛 先生
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