「アメリカのほうが12月が早く来る?」
毎年言ってるような気がするんですが、「もう12月かあ」。この前、夏休みが終わったと思ったら、いきなり12月。その「いきなり12月」感っていうのは、日本よりアメリカのほうが強いかもしれません。
というのも、こっちって9月から学校の新年度が始まるじゃないですか。日本の4月の感覚がこっちの9月なんですね。新年度が始まったばっかのときって、やっぱドタバタするんですよ。学校のスケジュールも前年度とは変わるし、クラス替えがあったりとか、習い事を辞めたり変えたり。そんなこんなでアタフタしてたらハロウィーンでしょ。風邪も流行りだしてたりして。そしたら次は11月の終わりごろにサンクスビギング(感謝祭)があって、クリスマスシーズンに突入と。なので、9月に新年度が始まって、行きつく暇がないんですね。「え?もう12月?」ってなるんです。
その代わり、1月からは大したイベントがないんですね。冬休みもチョー短いし(1月2日から仕事も学校もスタート)、春休みも1週間くらいしかないんです。そして6月の年度末まで一直線。
だから、日本の人たちとアメリカの人たちの、それぞれの月に対するイメージって結構違うと思うんですね。日本だと4月は「何かが新しく始まる」っていうイメージかも知れませんが、アメリカでは「そろそろ年度末への追い込み」みたいな。
私も日本人やって長いですから、4月のイメージはやっぱり「何かの始まり」なんですね。春だし、桜きれいだし。なのでアメリカの9月スタートはいまだに違和感があるというか。だって新年度始まっていきなり紅葉→落ち葉ですよ。悲しくないですか?
でもまあ12月のイメージに関しては日本もアメリカも同じというか、世界中が慌ただしくて忙しいと。あと出費もかさむ月ですよね。9月から12月に至るスピードは日本とアメリカで違うかもしれませんが、とりあえず皆さん、お疲れさまでした。
筆者:竹永浩之
八代市出身。八代小→一中→南校(現:清流高校)→沖縄の大学へ(小中高時代のあだ名はぽん太)。
沖縄で海の仕事に従事→アジア放浪→渡米。メディアで働いたあと主夫に。
アメリカ人のかみさんと息子2人の4人家族。米国・ニュージャージー州在住。
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