ENDELEA COFFE|オーナー 宮崎貴雄さん
ショップと共に進化を続けるコーヒーマイスター
八代市在住、40才。熊本県立湧心館高校の通信制を卒業後、アルバイトやバンド活動を経て23才で就職。8年間勤めた後に飲食業界へ転職。熊本市内のカフェや大手コーヒーチェーン店に勤めながら珈琲の奥深さに惹かれていく。38才の時に自家焙煎珈琲のコーヒーショップ『ENDELEA COFFE(エンデレアコーヒー)』をオープン。妻、3人の息子との5人暮らし。
音楽と珈琲の持つ“共通点”を見出して
横手新町にある『ENDELEA COFFEE』は、季節のドリップコーヒーや好きな豆を選んで飲めるラテなどが人気のコーヒーショップ。2017年4月にオープンし、情報番組や雑誌でも多く取り上げられている注目のコーヒー店です。オーナーの宮崎貴雄さんは高度な技術と幅広い知識を必要とするSCJA(日本スペシャルティコーヒー協会)認定の“アドバンスド・コーヒーマイスター”という資格を取得。お客様に美味しいコーヒーを提供するために、珈琲豆の焙煎から抽出まで全て自身で行っています。
「実は、飲食業に転職するまではそんなにコーヒーを飲んではいなかったんです」という宮崎さん。18才でギターを弾き始め、バンド経験もあるほど音楽好きで、「楽器とコーヒーには共通点がある」と言います。「いろんなメーカーのギターがあって、弾き方やアンプなどの機材で違う音を出したり、自分好みにカスタムできる。コーヒーも、豆の種類や焙煎・抽出方法で様々な味を引き出せるので、その共通点に面白さを感じました。」音楽好きならではの独自の視点でコーヒーの奥深さを語る宮崎さん。店内に流れるレコードの重厚な音と共にコーヒーが楽しめるのもお店の魅力です。
コーヒーの多様性を提案したい
ENDELEA COFFEEは、様々なジャンルのお店やイベントとのコラボレーションを展開しています。熊本市内にあるマクロビランチやパン、カレーを店内で提供したり、音楽ライブや落語会、古着販売の会場として場所を提供することも。「コーヒーを軸として多様な文化を発信したい」という想いに賛同する人やお店は徐々に増え、宮崎さん自らが他店や各イベントに出張してコーヒーを淹れることもあります。また、ハンドドリップの仕方や珈琲豆の特徴などを教える講座の講師を務めて、活動の幅を広げています。
宮崎さんは午前中に豆を焙煎して、午後からカウンターに立ちます。焙煎度合いや抽出器具によって異なる味わいになるコーヒー。ブレンドも豆の組み合わせや比率を変えて新しい味を生み出しています。「コーヒーを飲んで、お客さんの表情が変わる時が一番うれしい」という宮崎さん。これからもコーヒーと共にさらなる進化を続けていくことでしょう。
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