深水発電所
今回は、坂本の球磨川沿いにひっそりと佇む「深水発電所」のお話をします。
深水発電所は、八代から国道219号線に入り、最初の赤い橋である深水橋が架かっているところの少し上流あたり、ちょうどわかあゆ保育園の対岸に見える、とってもレトロな赤レンガの発電所です。もしかすると国道219号線を通る際に、気になったという方も多いかもしれませんね。
なんだかジブリ映画にも出てきそうな、ノスタルジックな雰囲気たっぷりのこの深水発電所、なんと大正10年に運転を開始しています。現在十条町にある日本製紙の前身の工場、「西日本製紙工場」が、かつての坂本村に存在していたことは皆さんもご存知かと思いますが、その製紙工場のための水力発電所として、昭和63年まで稼働をしていました。噂によれば、この発電所の中には当時のまま、タービンなど発電のための機器設備が残っているとかいないとか・・・?
立派な近代化産業遺産であるこの発電所の内部を、一度でいいからゆっくり見学してみたいなぁと思う今日この頃です。日本製紙さん!ちょっとだけでいいので見学させていただけないでしょうか(笑)。
大人の社会科見学旅行なんて言って、建物の中に入る日がいつか来ることを夢見て、桃子は今日も深水発電所を眺めています。
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